羽沢横浜国大駅開業、相鉄・JR直通運転開始記念イベント「ハザコクフェスタ」をレポート
ココがキニナル!
いよいよ相鉄線が東京へ走り始めます。羽沢横浜国大駅では式典やトークショーも行われるとか。歴史的な開業日の様子を、ぜひ取材してください!(そうてつボーイさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
羽沢横浜国大駅の開業当日は大混雑! 切符購入まで1時間以上待ちの列が並び、開業イベントは入場規制がかかるほど。多くの人が集まり、その注目度の高さがうかがえた
ライター:すがた もえ子
相鉄線とJR線との相互直通運転がついに実現した、2019(令和元)年11月30日。相鉄線の新駅となる「羽沢横浜国大駅」が神奈川区に開業し、新駅開業と相互直通運転開始を記念したイベント「ハザコクフェスタ」が開催された。近隣住民や相鉄ファン、駅名にもある横浜国立大学関係者に、新駅のお披露目を兼ねた地域密着型のイベント。今回は、駅開業の様子とともに、このイベントをレポートする。
相鉄・JR相互直通運転が開業!
入場規制もかかった新駅開業式典
「ハザコクフェスタ」の会場となる駅前スペースには、開始30分以上前からすでに多くの来場者が並んでいる。イベント開場前から、入場が規制されるような混雑状況だった。
入場待ちの列は奥までぎっしりと続く
駅構内も、とにかくすごい人の数
これだけの人が集まるほどの開業日は、その注目度の高さもうかがえるが、ここに集まった人たちは、駅開業日の記念に切符や入場券を買い求めるという人も多く、イベントの入場の列、切符購入の列、入場券購入の列が長く伸び、駅構内は人で溢れかえっていた。改めて、新駅のオープンが凄いことだと実感させられる。
その状況の中、駅前スペースでは、相模鉄道株式会社の千原広司(ちはら・ひろし)代表取締役社長の挨拶で、新駅開業式典が始まった。
挨拶を述べる千原代表取締役社長
千原氏は、「羽沢横浜国大駅は20年ぶりとなる、26番目の駅です。駅名はこの一帯の地名である“羽沢”とこの地域のシンボルである横浜国立大学の名を連ね、将来多くの学生と地域住民で発展してほしいという思いを込めました」と話し、新駅への思いを述べた。
これまで、近隣の住民は最寄り駅までバスを利用しなければならなかったが、羽沢横浜国大駅が開業したことで駅が近くなり、渋谷まで30分、新宿でも36分でアクセスできるようになった。
続いて挨拶したのは、国土交通省関東運輸局の吉田晶子(よしだ・あきこ)局長
「相鉄線の東京方面への路線整備は2000(平成12)年1月に運輸政策審議会答申第18号において、二俣川から都心へ向かう神奈川東部方面線として整備を推進すべき路線として位置づけられました。その後2005(平成17)年に成立した都市鉄道等利便増進法に基づく第1号の案件として認定。都心路線として位置づけられてから約20年が経過して、本日ようやく開業となりました」と、開業に至った経緯を話した。
吉田氏は、2022年度の開業を目指して進められている相鉄線と東急線の相互直通線にも触れ、羽沢横浜国大駅を起点としたこれらの線が開業することで、神奈川県と都心とのアクセスはより一層向上することが期待されているとのこと。
テープカットが行われ、新駅開業式典は盛況のうちに終了した