なんかニュースとかあったらここに書こうかと思ってますよ。とりあえず、おいらのブログ
政策論と政治論 : クマ
クマ (クマ) 投稿者,
@ 2014-06-28 03:46:00
政策論と政治論
消費税の時もそうでした。
野田さん:日本の財政は危機的状況。消費税増税は避けられない。
小沢さん:消費税増税はしないと公約して政権を取った。他にできることを優先すべき。
どちらも正しいと思うんですよ。
野田さんは政策論として、小沢さんは政治論として。
そして集団的自衛権もそう。
安倍さん:国民の命と暮らしを守るため、集団的自衛権は必要。
反対派(原理的な非武装主義者を除く):そのためには憲法改正を。
これまた、どちらも正しいと思います。
厄介なのは、政治論として憲法改正が必要だとしても、
現状では、そのハードルが高すぎること。
その結果、憲法改正が必要だと主張すると、
非現実的、無責任、と批判されてしまいます。
わかるんですよ、ええ、政治の現場で、あるいは自衛隊の現場で、
必要な政策を実現しなきゃならないのに、書生論を展開するな、という批判は。
でもね、最近、政策論、政策の必要性ばかり強調されて、
政治論、民主的な手続きが軽視されているんじゃないかと、心配なんですよ。
必要性がすべてに優先されるならば、
選挙だとか憲法だとかの手続きの意味は何なんでしょうね。
反対派にレッテルを貼って議論そのものを封じ込めてしまうのは、
昔から政治の常套手段だけど、それじゃあ建設的な議論はできませんよね。
集団的自衛権は必要、でも手続きもしっかりしてほしい、
そういう人たちに「左翼」「非現実的」「無責任」というレッテルを貼って、
議論から追い出してしまうのは、
長い目で見て、日本の政治のためにならないと思うんだけどなあ。