夏のある日のこと。
お盆休みに帰省しすることも無く近所をドライブしていた時の出来事。
暇つぶしに古着とかゲームでも見ようと、田舎の国道沿いにありがちな大型リサイクルショップに入った。
何となく店内をブラブラしていると、レディースの古着コーナーにいるひとりの女の子に目が行く。
服装は黄色のキャミソール、デニムの超ミニスカートにサンダル。
ガングロギャルってまではいかないけど露出の高い服装から覗く日焼けした肌が生々しい。
特にミニスカから伸びた足は男心を誘うエロさがあった。
その時俺には彼女がいたし、社会人になり数年経ってナンパからも遠ざかっていたが、久々にムラムラとした気分が湧きあがってくる。
とりあえず顔を見ようと何とはなしに近付き、彼女の前に足を運ぶ。
正直、凄く可愛いとは言えない。ただ、愛嬌を感じる顔立ちと、上手いとは言えない化粧が逆にエロい雰囲気を醸し出す、そんな印象だった。
店内では距離を取りつつ待ち、女が店を出るタイミングを待って後を追った。
チャリで来ていたらしく女は駐輪場の方に向かう。そっちは人目が減る方向、こっちもありがたかった。
女を追いかけ、声をかける。
「ねえ、今から少し時間ある?」「俺ヒマしてるんだけど、ちょっとドライブでも付き合ってくれない?」
我ながら声かけは超普通w
まぁナンパは相手はどんな入りでもその気があれば乗ってくるし、脈が無ければこっちがどんなに頑張ってもNGだとは思う。
「可愛いしスタイルいいから、見とれちゃって」
などと調子のいい会話を数分。
ついに折れる女
「じゃぁ、ちょっとだけなら…」
心の中でガッツポーズしながら車に導く。
ドライブ序盤は名前とか歳とか当たり障りのない会話をしながら、適当に車を走らせる。
高校中退、歳は19、地元の先輩の紹介でスナックみたいなとこでバイトしてるフリーター。
まぁそんなスペック、典型的な田舎ヤンキー崩れw。
車内ではそれなりに盛り上がって話してたから調子に乗って
「足綺麗だよね~」
とか言って手をのばしたら、メチャメチャキレられる。
「勝手に触ってんじゃねーよ、バカ」「キモイんだよ」とか酷い言われよう…。
それ以降向こうは黙りこくる。
あ~これ失敗したな~、適当に切り上げようと心が折れる。