【山崎ジャーナル:冤罪被災者のきもち-5】
■ 生産者の再生と復活を祈念して。
静岡のお茶文化の中で育った私は、ニューヨークでもアッパーイーストサイド69丁目にある裏千家の隣のブロックに住み、茶の湯に親しんできました。
おうす、お濃茶を立てる抹茶は、来日する度に宇治や八女を大量購入して調達し、お煎茶のコレクションは日本全国から、お茶器・お花器の陶磁器と共にアメリカへ輸入していました。
お昆布さんのようにコクがある“うまみ成分”たっぷりの玉露は宇治茶、無農薬・減農薬の煎茶と深蒸し茶は静岡、ぐり茶は伊豆から、お茶漬けに欠かせないほうじ茶や玄米茶….。
ニューヨークに20年以上も住んだ私のおもてなしは、日本茶を美味しく立て、美しい茶器を愛で、陶磁器の花器で季節の花、野の花、バルコニーで咲いた花、日本から輸入した和花を自然流に活ける….。
添えるお茶菓子は、日本からお土産でいただいたぬれ納豆や羊羹、あるいはニューヨーク紀伊国屋書店の隣にある源吉兆庵のドラ焼き、東71丁目にあった虎谷さんの生菓子…。
ニューヨークでも、日本流を愉しみ、和の生活を現地ニューヨーカーを招いて普及、宣伝するのが、私の“大和撫子”としての誇りとアイデンティティーでした。
世界一美味しい、日本のお米・お野菜、お茶、くだもの、世界へ輸出されてきた新鮮な魚介類、国産和牛や銘柄鶏・豚などの畜産物….。
これら、豊かな地球の恵みが、汚染からイチ早く回復し、元の安全性とブランド価値が1日も早く復活し、よみがえりますように。
国内外に暮らす、日本国民が広く、深く、消費を支えるバックアップ体制を築いてゆきたいと思います。
自然と土壌、海洋など、今回の311原発震災による放射線漏れ、拡大で環境汚染を犯した日本政府の国策と東電の原発の罪は、はかり知れません。
それでも生産者と産業は再生し、世界市場へ美味しい日本をお届できる“復活の日”は、必ず来ます。
その広報とプロモーションの支援ができる、自分に戻りたいと、これからの雪冤活動に励みたいと思っています。
私も、汚名に負けずに、明るく前向きに頑張ります。
日本中の生産者の皆さん、環境への放射線漏えいと汚染という不条理の犠牲になって、苦難に絶望しておられるかもしれませんが、どうか希望を捨てずに、ここを耐えて「生き抜いて」ください!
私と一緒に、忍耐と希望をもって、復興めざして日々、地道に励んでまいりましょう。
…弱小な個人でも、1つの堅い意思の集合体になれば、そこにポジティヴな“気”とエネルギーが、爆発的に創造されるものと私は信じています!
2011/05/21 (土) 8:11 【山崎淑子 記】
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静岡で生茶葉から放射性セシウム 伊豆市
【引用開始】
静岡県は19日、伊豆市で9日に採取した生の茶葉から、1キログラム当たり379ベクレルのセシウムを検出したと発表した。食品衛生法の暫定基準値は500ベクレルで、県は「直ちに健康には影響しない」としている。
県内で採取した生茶葉ではこれまで、静岡市清水区で12日採取分の139ベクレルが最高だった。
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