@abe_yoshihiro 安部芳裕

迫害され続けた京都大学の原発研究者(熊取6人組)たち

ー 危険性を訴えたら、監視・尾行された

週刊現代、現代ビジネス: 経済の死角より

☞ http://gendai.ismedia.jp/articles/-/2462

【抜粋、引用開始】

経産省OB 「京大の原子炉実験所も、基本的には原発推進派。現在の原子力安全委員会でも、代谷誠治氏は、京大原子炉実験所の所長。ただ、京大は『熊取6人組』のように、反原発の人も受け入れている。原発ムラの中心にいる東大には反原発の現役研究者は皆無」
海老澤氏 「3月12日に枝野(幸男)官房長官が記者会見で『1号機の水位が下がった』と言い、重大な事態だという認識を示した。ところが、その後のNHKで東大の関村教授が、『原子炉は停止した。冷却されているので安全は確保できる』といった。唖然としました
 炉の冷却ができなくなってから100分くらいで水位が低下、その後20分位で燃料棒を覆う被覆管が溶け燃料が顔を出す。やがて炉心溶融に向かうというのはスリーマイルの事故報告書に書いてある。研究者なら当然知っているはず。この段階で何を言っているのか』と思いました。NHKの記者もさすがに怪訝な表情をしていたよう」
田中俊一氏 「いまの状況で『安全だ』という学者は曲学阿世の人。NHKが、取材に来たときに『そんなに安全だと言うなら、あなた方は(高い放射線量が検出された)福島県の飯舘村に引っ越せますか』と聞いた。『できません』と答えていた」

今中哲二氏 「東北電力が女川に原発を作ると聞いて、原発が安全なら、なんで電気を一番使う仙台の近くに建てないのかと思った。いろいろ調べたら、原発はもともと危険を内包していて都会では引き受けられないから、わざわざ過疎地に作るんだという結論。そうなったら、選択は一つ。反対するしかないと」

「みんなおかしくなっている。ただちに健康に影響がないとは、煙草を100本吸ってもただちに影響がないというのと一緒。基本的に放射線の影響には急性障害と晩発性障害(被曝何十年後に出てくる障害)がある。100mSvの放射線を浴びても、すぐに死なないというのは正しい。ただ、晩発性障害をまったく抜きにして専門家が解説している」

—「原発をどうすればいいか」という相談は?

小出裕章氏 「ありません。原発をやめなさいとしか言えないし、意味がない。原発を生き延びさせるための提言なんてない」

【引用終了】

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