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ISD条項は、司法主権の侵害。 2/20岩月浩二弁護士
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ISD条項はもともと途上国の司法制度の不備を理由として
途上国の司法を排除することを目的とした。
だから、その狙い自体が締結国の司法主権を排除する、
外国投資家のために司法主権を排除すること。
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“外国投資家と国・地方の紛争に付いては、司法権は外国投資家の選択による私設国際仲裁裁判所に属する”。憲法76条1項にこの但し書きを付けるに等しい。
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統治権の一部（司法）を外部に奪われれば、
その国家は独立国家ではない。
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「米国の弁護士は120万人、日本の弁護士は3万数千人。
ISDの仲裁費用は非常に莫大。ハイエナ弁護士が群がるのは火を見るより明らか」。
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◆130220 第44回TPPを慎重に考える会勉強会
http://www.youtube.com/watch?v=2bfp7NVWkAs
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公開日: 2013/02/20
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岩月弁護士
◆HEAT HEAT2009 氏の 2/20のtweets より
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「司法主権の侵害。
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ISD条項はもともと途上国の司法制度の不備を理由として
途上国の司法を排除することを目的とした。
だから、その狙い自体が締結国の司法主権を排除する、
外国投資家のために司法主権を排除することなので、
司法主権の侵害はもともと明らか」。
「近代国家において、国内で起こる紛争は、外国資本だろうがなんだろうが、
本来的にその国の裁判所の管轄に則るのが大前提。
統治権の一部（司法）を外部に奪われれば、
その国家は独立国家ではないと私は思います」。
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「司法主権の侵害とはそういう意味で、これを憲法的にどう表現するかというと、
憲法76条1項
『すべて司法権は、最高裁判所及び法律の定めるところにより設置する下級裁判所に属する』。
要するに国内で提起する具体的公的紛争を裁く権限は裁判所が独占しますよとなってます」。
「私は憲法違反だと確信しています。
憲法違反の条約を締結・批准する権限は内閣にも国会にもない。
憲法99条の冒頭には憲法遵守権が、
ISD条項を含む条約を締結すること自体が憲法違反で無効だ
というのが私の考えかたです」。
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「立法権の侵害。
ISDは、国民に責任を負わない稚拙裁判所に、
国家の規制を左右する絶対的権限を認めることになる。
国民主権原理・民主主義原理による正当化は不可能。
なぜ、民間法廷に立法権まで制限されなきゃならないのか。
これは反民主主義制度だといわざるを得ない」。
「憲法41条『国会は、国権の最高機関であつて、国の唯一の立法機関である』。
ただし、国会はISDによる仲裁判断には従わなければならない。
国民主権から外資主権への転換」。
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「憲法99条『公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ』。
ただし、ISDによる仲裁判断がこの憲法と異なる場合、
仲裁判断に従わなければならない。こういう仕組みであろうと思います」。
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「地方自治。
憲法92条
『地方公共団体の組織及び運営に関する事項は、
地方自治の本旨に基いて、法律でこれを定める』。
憲法94条
『地方公共団体は、その財産を管理し、
事務を処理し、及び行政を執行する権能を有し、
法律の範囲内で条例を制定することができる』」。
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岩月弁護士
◆IWJ 実況ch6 2/20のtweets より
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「ISD条項とは
①外国投資家に国家を超越する法主体性を付与して国家主権の絶対性の通念を覆す
②内政不干渉の普遍的国際法秩序を覆す」
「ISD条項は90年代以降激変。NAFTAがISD条項を入れる。
米国企業がカナダ政府を訴える。従来は抑制的だったが次第に急増。
2007年には46件が訴えられた」
「ISD条項が適用されると、外交保護権による国家間交渉を介さずに、
投資家が直接に国家と交渉することが出来るようになる。
外国投資家が。『国家』を超える存在となってしまう」
「ISD条項と日本国憲法第76条1項（司法権の独立）とはどのような関係にあるか。
これまで判例がない。学説上も、国際法に基づく例外を認める議論はない」
「ISD条項は憲法76条1項に以下の但し書きを付けるに等しい
→“外国投資家と国・地方公共団体に関する紛争に付いては、
司法権は外国投資家の選択による私設国際仲裁裁判所に属する”。
これは明確に憲法違反」
「米国の弁護士は120万人、日本の弁護士は3万数千人で精一杯。
ISDの仲裁費用は非常に莫大。
ハイエナ弁護士がいかに群がるか、これは火を見るより明らか」。
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◆IWJ 実況ch6 IWJ_ch6
2013年02月20日(水) のtweets
http://twilog.org/IWJ_ch6/date-130220/asc
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【引用開始】
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1.2月20日（水）、第44回TPPを慎重に考える会勉強会の模様を現場から実況します。#iwakamiyasumi6 @iwakamiyasumi
posted at 16:01:27
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2.篠原孝議員（民主党）の開会挨拶「今日は再開第一回。私もそこそこ長く政治活動をやっているが、これほど熱心に継続している勉強会はない。今日は岩月弁護士からISD条項についてお話いただきたい」#iwakamiyasumi6 @iwakamiyasumi
posted at 16:03:24
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3.篠原議員「自民党は農業のことだけを問題にしている。しかし我々は米韓FTAのことなどを勉強してきて、ISD条項が適用されることを学んできた。日本の全ての法律がアメリカ化される危険を含んでいる」#iwakamiyasumi6 @iwakamiyasumi
posted at 16:04:51
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4.岩月弁護士「ISD条項とは①外国投資家に国家を超越する法主体性を付与して国家主権の絶対性の通念を覆す②内政不干渉の普遍的国際法秩序を覆す」#iwakamiyasumi6 @iwakamiyasumi
posted at 16:09:59
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5.岩月弁護士「ISD条項は90年代以降激変。NAFTAがISD条項を入れる。米国企業がカナダ政府を訴える。従来は抑制的だったが次第に急増。2007年には46件が訴えられた」#iwakamiyasumi6 @iwakamiyasumi
posted at 16:17:26
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6.岩月弁護士「ISD条項が適用されると、外交保護権による国家間交渉を介さずに、投資家が直接に国家と交渉することが出来るようになる。外国投資家が。『国家』を超える存在となってしまう」#iwakamiyasumi6 @iwakamiyasumi
posted at 16:32:40
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7.岩月弁護士「ISD条項と日本国憲法第76条1項（司法権の独立）とはどのような関係にあるか。これまで判例がない。学説上も、国際法に基づく例外を認める議論はない」#iwakamiyasumi6 @iwakamiyasumi
posted at 16:36:05
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8.岩月弁護士「ISD条項は憲法76条1項に以下の但し書きを付けるに等しい→”外国投資家と国・地方公共団体に関する紛争に付いては、司法権は外国投資家の選択による私設国際仲裁裁判所に属する”。これは明確に憲法違反」#iwakamiyasumi6 @iwakamiyasumi
posted at 16:39:21
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9.岩月弁護士「韓国は米豪FTAにはISD条項がないことを理由にISD条項の除外を求めたが、アメリカは豪は同じ英米法圏だが韓国は相違するとしてISD条項の除外を拒んだ」#iwakamiyasumi6 @iwakamiyasumi
posted at 16:46:27
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10.会場から質問。三宅雪子前議員（生活の党）「大変有意義な勉強会だと思う。楽観的な見方を取る議員がいる。今後、TPPのみならずFTAでもISDは回避していくべきなのかどうか」 #iwakamiaysumi6 @iwakamiyasumi
posted at 16:52:48
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11.岩月弁護士「日本がISDをやっているのは途上国とだけ。途上国の企業から訴えられることはないから。しかしアメリカとは絶対にやってはいけない。絶対にやってはいけない。『この条項は憲法違反だから出来ない』と主張すべき」#iwakamiyasumi6 @iwakamiyasumi
posted at 16:55:42
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12.TPP反対運動をしている市民「ISDは国内の規制を取り払うということ」岩月弁護士「その通りです。資本家に都合のいいルールを世界基準として統一しようということ」#iwakamiyasumi6 @iwakamiyasumi
posted at 17:00:40
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13.首藤信彦前議員（民主党）「ISDが問題で憲法違反だということは2年前から分かっていた。医師会も同調してくれた、しかし、法曹界は全く動いてくれなかった。それはなぜなのか？」#iwakamiyasumi6 @iwakamiyasumi
posted at 17:05:15
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14.岩月弁護士「憲法学者は鈍感なのかもしれない。あと、WTOをマスターしなければならない。WTOは膨大な量なので、その意味で躊躇しているのではないか、と。日弁連も”交渉に参加しないと内容が分からない”と」#iwakamiyasumi6@iwakamiyasumi
posted at 17:06:59
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15.山田正彦前議員（未来の党）「私も弁護士で、弁護士会に言ってきた。そうしたら法務省から”TPPで弁護士は心配ない”と言ってきた、と。海渡弁護士がそう言っていたのだから、なんともはや…」#iwakamiyasumi6 @iwakamiyasumi
posted at 17:11:07
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16.舟山康江議員（みどりの風）「予算委員会でTPPについて質問した。ISDが問題だと指摘した。すると、ISDはどこにでもある、との政府答弁。そうではない、アメリカとのISDが問題なのだ、と。政府の立場は本当に曖昧」#iwakamiyasumi6@iwakamiyasumi
posted at 17:16:06
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17.以下、慎重会としての決議。篠原孝議員「野党としても決議をしておかなければならないと思い、作ってみました」→主文「2月の訪米時においてTPP交渉参加を表明することには断固反対する」（会場からパラパラと拍手）#iwakamiyasumi6@iwakamiyasumi
posted at 17:20:15
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18.篠原議員「前ほど頻繁にという訳にはいかないが、これからも慎重会の勉強会は続けていきたい。山田正彦さんからのご指名ということで、私が慎重会の会長ということでこれからはやらしていただきます。事務局は徳永エリさん」#iwakamiyasumi6 @iwakamiyasumi
posted at 17:23:17
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19.以下、篠原孝議員による事後ブリーフィング。篠原議員「自民党の人は農業ばっかし。もちろん農業も大事なんだけど。例外が取れれば参加していいなんて、そんな馬鹿な話ないんですよ」#iwakamiyasumi6 @iwakamiyasumi
posted at 18:30:08
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20.篠原議員「日本が今から入っていって、そんな交渉能力があるかっての。。日本が入って日本の思うようになってきた多国間協定なんてのはないんだから。ましてこんな訳の分からないもの、入る必要なんてないんです」#iwakamiyasumi6@iwakamiyasumi
posted at 18:32:30
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21.「安倍政権のこれまでの議論は関税に偏っているということ？」篠原議員「自民党だって色んな分野があることに気づいている。一つだけに注目を集めようとしている。推進派のよくやる手ですよ」#iwakamiyasumi6 @iwakamiyasumi
posted at 18:34:46
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22.篠原議員「今日は岩月先生に来ていただいて。過激で面白いなあ、と。法律的なところで、本当におかしいんですよ」#iwakamiyasumi6 @iwakamiyasumi
posted at 18:36:36
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23.「今後、みどりの風や生活と連携することになる？」篠原議員「参議院の選挙協力ということになると、維新の会とか、まだ勉強していない新人議員が多いけれども、意見が割れていることもあるだろうから、そういう人には働きかけていいと思うんだよ」@iwakamiyasumi
posted at 18:41:10
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24.「どれくらいの規模になりそう？」篠原議員「いやいや分かりません。こんなのはボランティアですから。来たい人に来てもらうしかない」#iwakamiyasumi6@iwakamiyasumi
posted at 18:42:49
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25.篠原議員「聖域なき関税撤廃のところの感触を得られたから交渉に参加していいって、それ一つじゃないんですから。問題を矮小化し過ぎていますね。もっとこれは根が深い問題ですからね」#iwakamiyasumi6 @iwakamiyasumi
posted at 18:46:50
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26. 「今回の訪米でTPPが大きく議論されると思いますが」篠原議員「僕はそんなことないと思います。今後、前にやっていた外務省とか経産省の官僚を呼ぶというのは、玄葉会長の経済連携調査会でやると思う。こっちは勉強会。各省を呼んで、というのはない」@iwakamiyasumi
posted at 18:54:14
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27.「超党派で推進派の議連を作ろうという話もある。民主党からは枝野さんが参加するとか」篠原議員「どうぞやったらいいんじゃないですか。党が一致団結なんてことはないんで。どうぞ議論をやったらいいと思います」@iwakamiyasumi
posted at 18:57:54
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28.「民主党は野党になってもまとまらないのか」篠原議員「そりゃ、完璧に一致することなんてないですよ。そもそも、全部一致させる必要なんてないんですよ」@iwakamiyasumi
posted at 19:02:21
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29.篠原議員「はい、じゃあいいかな。ありがとうございました」。以上でブリーフィング終了。アーカイブ動画はこちらからごらんください→http://t.co/4sma7CRA@iwakamiyasumi
posted at 19:06:24
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【引用終了】
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◆HEAT HEAT2009
2013年02月20日(水) のtweets より
http://twilog.org/HEAT2009/date-130220/asc
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【引用開始】
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本日の「第44回TPPを慎重に考える勉強会」はこちら（録画）⇒http://t.co/iwO3XUSd ※テーマはISD条項で、講師は岩月浩二弁護士。篠原孝「年末年始、ネットでTPPの動きを検索していたら、岩月さんのブログに突き当たった。（略）で、来て頂くことになった」。
posted at 21:18:00
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TPPを慎重に考える勉強会で、岩月弁護士が言ってた小寺彰の論文はこれだろう⇒http://t.co/mN0bS94n 岩月弁護士が読みあげたのは22ページの「投資協定である以上、投資協定仲裁は置かなければならないと考えるような、教条的かつ短絡的な態度だけは取るべきではない」。
posted at 21:18:19
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小寺彰はこの画像の人ね⇒http://t.co/BJZ2GxUr
posted at 21:20:29
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TPPを慎重に考える勉強会。以下、抜粋にして講師の発言を紹介する。岩月弁護士「ISD条項と憲法の関係。ISD条項は、司法主権を侵害する。さらに行政主権、立法主権を侵害する」。
posted at 21:21:24
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岩月弁護士「資料の13ページに、ISD条項の激増ぶりが書かれています。1989年から1999年の間に、1500近く増えている。で、激増し続けている」。※資料はこれ⇒http://t.co/vd6X3GJN
posted at 21:21:42
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岩月弁護士「外国投資家の国家に対する直接交渉権というのを認める。外交公権なんてうっとおしいことを言わずに、直接、国家に対して、外資が要求を突きつける。ただちに国際紛争にできる。直接交渉する前でも、ISDで裁判に訴えるということが、交渉を有利に進めるリバレッジ効果をみる」。
posted at 21:23:29
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岩月弁護士「司法主権の侵害。ISD条項はもともと途上国の司法制度の不備を理由として途上国の司法を排除することを目的とした。だから、その狙い自体が締結国の司法主権を排除する、外国投資家のために司法主権を排除することなので、司法主権の侵害はもともと明らか」。
posted at 21:24:40
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岩月弁護士「近代国家において、国内で起こる紛争は、外国資本だろうがなんだろうが、本来的にその国の裁判所の管轄に則るのが大前提。統治権の一部（司法）を外部に奪われれば、その国家は独立国家ではないと私は思います」。
posted at 21:26:09
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岩月弁護士「司法主権の侵害とはそういう意味で、これを憲法的にどう表現するかというと、憲法76条1項『すべて司法権は、最高裁判所及び法律の定めるところにより設置する下級裁判所に属する』。要するに国内で提起する具体的公的紛争を裁く権限は裁判所が独占しますよとなってます」。
posted at 21:27:54
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岩月弁護士「私は憲法違反だと確信しています。憲法違反の条約を締結・批准する権限は内閣にも国会にもない。憲法99条の冒頭には憲法遵守権が、ISD条項を含む条約を締結すること自体が憲法違反で無効だというのが私の考えかたです」。
posted at 21:30:24
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岩月弁護士「立法権の侵害。ISDは、国民に責任を負わない稚拙裁判所に、国家の規制を左右する絶対的権限を認めることになる。国民主権原理・民主主義原理による正当化は不可能。なぜ、民間法廷に立法権まで制限されなきゃならないのか。これは反民主主義制度だといわざるを得ない」。
posted at 21:32:24
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岩月弁護士「憲法41条『国会は、国権の最高機関であつて、国の唯一の立法機関である』。ただし、国会はISDによる仲裁判断には従わなければならない。国民主権から外資主権への転換」。
posted at 21:34:24
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岩月弁護士「憲法99条『公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ』。ただし、ISDによる仲裁判断がこの憲法と異なる場合、仲裁判断に従わなければならない。こういう仕組みであろうと思います」。
posted at 21:36:58
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岩月弁護士「地方自治。憲法92条『地方公共団体の組織及び運営に関する事項は、地方自治の本旨に基いて、法律でこれを定める』。憲法94条『地方公共団体は、その財産を管理し、事務を処理し、及び行政を執行する権能を有し、法律の範囲内で条例を制定することができる』」。
posted at 21:38:51
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※この地方自治については、メキシコのメタルクラッドの例を岩月弁護士は紹介。地方自治は成り立たなくなると。
posted at 21:39:00
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岩月弁護士「TPP交渉参加国中、日本がISD（投資協定）を締結していない国は、米国・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドだけ。加と豪とは経済連携協定交渉中なので、残るは米NZだけ」。
posted at 21:41:16
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岩月弁護士「米国の弁護士は120万人、日本の弁護士は3万数千人で精一杯。ISDの仲裁費用は非常に莫大。ハイエナ弁護士がいかに群がるか、これは火を見るより明らか」。
posted at 21:41:32
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抜粋は以上。岩月弁護士の講演が終わって質問タイム、マイクを持ったのは、三宅雪子、首藤信彦、山田正彦、篠原孝、舟山康江など、同会のメインプレイヤーたち。進行役は篠原孝と大河原雅子だった。最後に、山田正彦は「前会長」、新会長には篠原孝が就任し、慎重会の継続が決まった。
posted at 21:42:45
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【引用終了】
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Tags: .三宅雪子, ISD条項, TPP, 司法権, 外国投資家, 大河原雅子, 山田正彦, 岩月浩二, 私設国際仲裁裁判所, 篠原孝, 舟山康江, 首藤信彦, ＩＷＪ