農業法人 シャンデエルブ 経営の田中さんよりご寄稿いただきましたので、下記に転載します。
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山崎様、お世話になります。パブリックコメントの募集を、いくつかのメーリングリストで告知していかなければいけないと思っていた矢先、 紹介していただきありがとうございます。
遺伝子組換えに関するパブリックコメントは、
年に数回募集されているようです。
パブリックコメントの募集もお役所仕事で、
意見がどの程度反映されているか考えると、
空しいこともありますが、
反対意見を書かなければ、賛成とみなされるので、
毎回、懲りずに意見を書いていかなければなりません。
皆様、パブリックコメントに意見を書いて出してください。
さて、今回のパブリックコメントは、雄性不稔関係ですので、
重く受け止めてください。
植物の雄性不稔(花粉ができなくなる)は、
動物でいう無精子症で、
生物としてありがたくないこと、不幸なことです。
それを遺伝子組み換えで作ってしまおうということで、
即ち、植物の遺伝病を遺伝子組み換えで作ってしまうということで、
生命倫理の点からも問題があると思います。
日本のカルタヘナ法にも問題があって、
カルタヘナ条約では、栽培種の多様性も含まれているはずですが、
日本のカルタヘナ法になると、野生生物の生物多様性の影響のみで、
栽培種の生物多様性の保護が欠落しているため、
簡単に申請が承認されてしまいます。
モンサントをはじめとする、バイオメジャーの動きは、
日本のTPP参加や日本版S510法案を見越したものだと思います。
モンサントが食の安全を守る?(さまよえるbitch)
http://pumipom.jugem.jp/?eid=563