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◆国民を守らない政府 1 =米国政府

911災害時の救急隊員「現場の空気は安全」と働かせ、有毒ガス(アスベスト?)による数千人(死者1000人以上!)の健康被害(癌・呼吸器疾患など)を、因果関係を認められないとして補償しようとしない。

◆国民を守らない政府 2 =日本政府

311災害時に放射能拡散予測情報(SPEEDI)を隠蔽し、福島県を中心とした原発災害被災地と国民に対して、「ただちに健康に影響はない」と「安全」を強調、避難指示をせずに被曝するままに留め置いた。急性白血病を発症したフクシマの現場作業員には、放射性物質と発症の因果関係を認めなかった

今後とも、放射能の危険性を過小発表し、後に発症する癌との因果関係を否定するであろう。

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◆「国民を守らないオーソリティー」の【まとめ】

 

9.11の時、現場にかけつけたレスポンダー(緊急救援隊員)。

修羅場を見た人の中には、鬱病になり、自殺に追い込まれた人もいた。

米国環境保護庁は、現場の空気は安全だと発表し、レスポンダーたちもそれを信じて働き続けた。後に、空気は有毒なものとわかりました。

現場で吸った有毒ガスが原因で、レスポンダーの多くが喘息などの呼吸器系疾患で苦しんでいます。1000人を超えるレスポンダーたちが肺がんや呼吸器系疾患で亡くなりました。

肩の癌や鼻の癌なんていう、聴いたこともないようなおかしな癌も・・・彼らに共通しているのは、911の作業に関わっていたということ。

あるレスポンダーの言葉:「私たちは政府に補償させようと、10年間闘って来ました。私自身、病気にかかったレスポンダーたちのために、この4年間で50回近く、ワシントンDCに出向いて訴えて来ましたが、それでも認められなかった。政府は、9.11が原因で癌になった人々も補償すべきだと思う。でも残念ながら、米国政府は人命よりもお金を尊重している。被害者に十分な医療費を払おうとしていません。3.11以降、日本政府が国民をケアしていないのなら、そういう点では、3.119.11は類似していると思います。」

【まとめ 以上】

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LA在住のジャーナリスト、飯塚真紀子さんのウェブサイト

飯塚真紀子の「アメリカ生情報」より

国民を守らないオーソリティー

2011 – 09/09 [Fri] – 19:33

http://makikoi.blog47.fc2.com/blog-entry-193.html

【引用開始】

現在発売中のFRIDAY【9/9号】に”9.11に立ち向かった人々の現在”というmy記事が掲載されております。是非お読み下さいませ!

9.11の時、現場にかけつけたレスポンダー(緊急救援隊員)の方々にインタビューしました。PTSDや悪夢に苦しむ彼らが見るのは、高層ビルから飛び降りて来る多数の”ジャンパー”たちのフラッシュ・バック。その数は百人単位。タワー1とタワー2の間を、人々を避難させるのが危険になるほどたくさんのジャンパーが飛び降りたと言います。地面に落ちて来たジャンパーを”トマトのようだった”と表現するレスポンダーもいました。救援にかけつけた消防署に務めるある牧師は、飛び降りて来たジャンパーがぶつかって亡くなりました。
そんな修羅場を見たニューヨーク市警のレスポンダーたちの中には、鬱病になり、自殺に追い込まれた人もいます。彼らは精神的に苦しくなっても、市警内のカウンセラーに相談しなかったのです。相談すると、第一線の現場仕事からデスクワークなどの閑職へと異動される恐れがあるからです。苦しさを自分の中に止め置きながら、心が壊れるまで働き、自殺に追い込まれてしまった…。
グラウンド・ゼロに建設中の世界貿易センタービル

また、レスポンダーの多くが喘息などの呼吸器系疾患で苦しんでいます。現場で吸った有毒ガスが原因です。当時、米国環境保護庁は、現場の空気は安全だと発表していました。レスポンダーたちもそれを信じて働き続けたわけですが、後に、空気は有毒なものであることがわかりました。そのため、9.11以降、1000人を超えるレスポンダーたちが肺がんや呼吸器系疾患で亡くなりました。
世界貿易センタービルの中には、いろいろなものがありました。コンピューターあり、蛍光灯あり、清掃用のケミカルあり…..、そんな建物内の様々な物質がジェット燃料と混じり合って燃えた。それにより、科学者にも予測できないような新種の有毒ガスが生じたからかもしれません。しかし、米国政府は、そんな有毒ガスと癌との因果関係を否定しています。あるレスポンダーがこう言いました。
「政府は、9.11が原因で癌になった人々も補償すべきだと思います。でも残念ながら、米国政府は人命よりもお金を尊重している。被害者に十分な医療費を払おうとしていません。3.11以降、日本政府が国民をケアしていないのなら、そういう点では、3.119.11は類似していると思います。9.11以降、私たちは政府に補償させようと、10年間闘って来ました。私自身、病気にかかったレスポンダーたちのために、この4年間で50回近く、ワシントンDCに出向いて訴えて来ましたが、それでも認められなかった。だって、おかしなことが起きているんです。9.11の前は200ポンドも体重があった健康体の男性が、癌におかされ、最後は体重が90ポンドになって死んでしまいました。奇妙な癌に冒された者もいます。肩の癌や鼻の癌なんていう、聴いたこともないようなおかしな癌です。そんな奇妙な癌に冒された彼らに共通しているのは、911の作業に関わっていたということです」
6000人ものレスポンダーたちを診たニューヨーク州立大学のベンジャミン・ラフト博士はこう言いました。
「癌と9.11は関係はあると疑っている。ただ、これを科学的に立証するには時間がかかる。99%の確率という、とても強い証拠が必要になるからだ。呼吸器の問題は911のレスポンダーの間では慢性化しているが、そのメカニズムを証明するには10年はかかるだろう。癌と9.11の関係性が明らかになるまで10年以上はかかるかもしれないが、政府は、その間は、命がけで闘ったレスポンダーたちに補償すべきだと思う」
補償しない米国政府の対応に、3.11の将来を見るような気がしました。放射能の危険性を過小発表し、後に発症する癌との因果関係を否定するであろう日本政府。 実際、つい先日も、急性白血病を発症したフクシマの現場作業員は、放射性物質と発症の因果関係が認められませんでした。
オーソリティーというものはどこも、国民を守ることがないのでしょうか?
詳しくは、発売中のFRIDAYをご覧下さい!
宜しくお願い致します。

FYI:
本日9月10日(土)午後10時~11時半、NHK BSプレミアムにて、取材協力させていただいた「アメリカ 家族のいる風景」というドキュメンタリーが放送されます。拙著『9・11の標的をつくった男 ー天才と差別 建築家ミノル・ヤマサキの生涯』では、世界貿易センタービルをつくった日系人建築家ミノル・ヤマサキの生涯を描きましたが、ヤマサキの長男で、ピューリッツァー賞写真家でもあるタロー・ヤマサキさんが出演します。是非ご覧下さい!
【引用終了】

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飯塚真紀子さん:プロフィール
Makiko Iizuka
Santa Monica, CA United States
http://www.iizukamakiko.com

(飯塚真紀子公式ウェブサイト)

LAをベースに、各種雑誌や自著の取材執筆活動を行っています。
最新刊は『9・11の標的をつくった男 天才と差別ー建築家ミノル・ヤマサキの生涯』(講談社刊)

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