そしてその人が割とダメ人間だったこと
その人は親戚としては少し遠縁なんだけど祖父(剣道と居合道が趣味)と仲が良かったために祖父母の家に親戚が集まった時に出会った
ぱっと見は普通の優しそうな中年のおじさんなんだけどよく見るとすごいマッチョ
肩とか太腿とか背中の筋肉がものすごく盛り上がってる
そして竹刀や模造刀で色んなデモンストレーションを見せてくれた
刃渡り1mくらいある本物と同じ重さという金属製の模造の大太刀を鮮やかに抜刀してみせたり片手で滑らかに振ったりしてて(そんなに軽いのかなと思って試しに持たせてもらったら物凄く重たくて自分にはとても片手で振り回すなんて無理だった)
他にも刀を自分の体の影に隠して正面から見ると素手のように見える構えとか
その構えから一瞬でこちらの首筋に刀を当てていつ刀を振ったのか全く見えない技とか
刀持ったまま2mくらいある塀を駆け上って塀の上に立ってからバク転して地面に軽々着地するとか凄い技術を見せてくれた
それで色々と話を聞いてみたところムチャクチャな人生を歩んでた人だった