【イライラ】テレビ「失礼ですがお仕事はされてますか？悲壮な顔してもらえます？」

「失礼ですがお仕事はされてますか？」

するとスタッフは微かにニンマリ

「ご年齢は？」

「19です」

「進学されずにアルバイトをされたのですか？」

「ええ、まあ あの、これテレビですか？」

「余計な事しゃべらないでください」

「え、生っスか？」

マイクスタッフ「だまれって…(ﾎﾞｿｯ)」

フリーターになったいきさつなんかをざっくり聞かれ、最後にディレクターかなんか知らないけど、少し偉そうな立場の奴に「悲壮な顔してもらえます？」と言われた

「は？」と聞き返すと

「ちょっと悲壮な顔してみようか 弱いから」

と

そう言うと

「こっちの演出やから 言う通りにして」

「いや、だってテレビで流さるんでしょ？嫌ですよ」

「モザイクするから」

「いや、ほんなら悲壮な顔せんでもいいじゃないすか」

マイクスタッフ「はよやれや…(ﾎﾞｿｯ)」

俺「いや、しらんし」

D「なんやその口の聞き方は」

俺「もうええでしょ、いきますわ」

D「ええからやったらええねん 使ったるから」

俺「別にいいです」

D「アホちゃうか おい、アカンわ 次行け次！」

D「はいはい、もう結構」

俺「アホってなんなんすか！おかしいでしょ！」

D「はよ向こう行けや」

俺「テレビやったら何やってもええんか！」

D「テレビやったらちゃうで アホには何やってもええねん」

俺「ふざけんなよ！」

D「はぃ、行くで～お前ら」

ある日、その番組のレポーターが街頭インタビューしてた
レポーターは（今調べたのだが）田上ひろしという人で番組中でもとても感じの良い人だった
ただ出勤中だったのでインタビューを断ったら、はっきり聞こえるくらいの
舌打ちを「チッ！」っとして不機嫌な顔になった

「ああ、テレビとは全然違うんだな」と実感した日だった