「JCO臨界事故21周年集会」の取り組みについて
2020年09月10日
「JCO臨界事故21周年集会」の取り組みについて
1999年9月30日に発生したJCO臨界事故からすでに21年目を迎えます。事故では、3人のJCO社員が大量の放射線を浴び、うち2人が亡くなってしまいました。そして、667人を超す人々が被曝し、周辺の30万人が屋内退避をするという当時日本の原子力史上最悪の事故となりました。
事故後、私たちは、原子力の「安全神話」を強く批判し、「JCO臨界事故を忘れない」と集会を重ね脱原発社会の実現を訴えてきました。しかし、その事故の教訓は生かされず、2011年の福島原発事故を引き起こしてしまいました。
福島第一原発事故は、9年半が過ぎても、未だに約4万人が長期避難生活を強いられ、依然として事故の収束ができず、トリチウム汚染水の海洋放出など、深刻な問題が続いています。
脱原発社会と逆行する原発再稼働問題は、東海村にある日本原子力発電東海第2原発の再稼働問題が現在焦点となっています。本年のJCO臨界事故21周年集会はそのことをとらえながら、JCO臨界事故を記憶し、新たな原子力災害を再び起こしてはならないことを訴える集会とします。
皆さまのご結集をお願いいたします。
記
1.集会名:「JCO臨界事故21周年集会 とめよう、東海第二原発の再稼働!」
2.日 時:9月26日(土) 開会13:30(開場13:00)~15:30
3.場 所:ザ・ヒロサワ・シティ会館 小ホール(茨城県立県民文化センター)
水戸市千波町東久保697番地 / TEL. 029-241-1166
4.主 催:原水爆禁止日本国民会議(平和フォーラム)、原子力資料情報室、茨城平和擁護県民会議、東海第2原発差止訴訟団、臨界事故を語り継ぐ会
5.内 容:集会 13:30~15:30
①開会挨拶 ②地元挨拶 ③主催者挨拶
④報告(40分) 「JCO臨界事故を語り継ごう」(仮称)
大泉実成さん(臨界事故を語り継ぐ会)
⑤特別報告(50分) 「東海第二原発の再稼働問題」(仮称)
後藤政志さん(元原発設計技術者)
⑥集会アピール
*集会後のデモ行進はありません。
6.参加費:無料
7.規 模:190人
*小ホール定員は386人ですが、コロナ感染対策の関係で、人数を制限して開催します。
8.その他:
◎参加者は、コロナ感染対策のために会場内でのマスク着用にご協力をお願いします。
◎新型コロナ感染拡大などの状況によっては、変更もございます。