靖国神社&日本近代史における食人を語る統合スレ
- 5 :代理屋 ◆XFizselqIb3B:2024/05/23(木) 20:20:59.68 ID:uzOLutfz1
- 【歴史修正主義と極論的食人言説の蜜月】拙>>4つづき
本題に入る前に……通説となった国学者の奇妙な食人言説は、国立
国会図書館デジタル・コレクション(NDL)で閲覧可能です。
(*敷田年治『日本紀標註〈16〉』1891)
また食人を記録した『後見草』については、国立公文書館サイトの
「天下大変〈45.〉」が解説しているので是非ご覧ください。
ttps://www.archives.go.jp/exhibition/digital/tenkataihen/famine/contents/45/index.html
いずれも後ほど、書かれた時代状況と照合しながら詳しく述べます。
話を本題に戻します。
20世紀の日露戦争後、かの「通説」を自著のベストセラーを通して
「定説」として広めた人物が登場します。それは国定教科書の編纂
に携わった、国学者を父にもつ勲章を授与された国文学者でした。
(*芳賀矢一『国民性十論』1908)
日本人は諸国民のように、飢餓でも食人しない温和な国民性をもつ
と論じた同書は、翻訳され中国にも伝えられたといいます。
その国文学者は1918年に、神宮皇学館と同様、神職の養成も担う國
學院の総長となり、東宮職御用掛にも任命されましたから、江戸の
大飢饉の記憶すら暗殺するような言説は、皇室をふくむ神道界全体
に浸透したといえるかも知れません。話はこれで終わりません。
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