この間から怒りで震えて、気持ちを鎮めるために投下。
すごく長いです。端的に言えば
・乳飲み子抱えて離婚した
・不義の子と疑われた
・今頃になって子供寄越せと言ってきた
という程度の内容です。
15年前、乳飲み子を抱えて離婚した。
夫が老舗の看板背負った店の跡取り息子だったことから
回りの跡取り待望論が激しく、結婚して2年目にふたりで専門病院の門を叩いた。
検査結果は私には原因はなく、夫の方が少々種の数が少ないとの事。
でも絶望的な数値ではないので望みはあると言われていた。
だけど夫のショックは半端なかった。
回りに早く早くと急かされ続けていた為、いきなり体外受精に踏み切ったのが悪かったのかもしれない。
もっともそれを望んだのは夫の方だったのだが、一度目の体外受精のあと突然夫が治療に非協力的になった。
あんなものは男にとって屈辱でしかないと。
採精室と呼ばれる部屋(えr本、えrビデオ完備)で「出して」もらうわけだが
それが屈辱だし不自然だと言う。
が、私の方だって卵子を採取するために何度も何度も排卵誘発剤を打って、
採卵手術じゃ麻○して膣壁に針刺したりするわけで、色んな危険を伴ってる。
普通に妊娠してれば経験しなくていい苦労だし、それに比べれば・・・と言いたくなるのをグッと堪えて
どうしても辛かったら自然に任せることにする?って提案したら夫はそれを受け入れ
結局体外受精を1回だけやって終了。
ところが、その一年後に自然妊娠した。そして夫に疑われた。
夫が働いていた老舗と言うだけで大して儲かってもいない店から貰うお給料はバイト程度の額だったし
生活費は殆ど私が正社員で働いているお金で、家事も殆ど私だったから不倫する暇なんかない。
私はそんなにだらしない女じゃないという自負があったけど、夫の疑いが義父母にも伝染したのか
四面楚歌な状態で妊娠期間を過ごした。
夫は一度たりとも体調を問うてくれたこともないし、私が頼み事をすると一応やってはくれるけど
やっと子供を授かるという喜びや楽しみは全く見せなかった。
仕事を辞めるか休職するかを相談しても「好きにすれば?」って。
当時はDNA検査なんて一般的じゃなかったし、夫の態度や家の中の空気にいたたまれなくて
あなたの子に間違いない、安心して喜んで欲しいんだけどと訴えても
「そんな都合よく信じられるはずがない」って言われて、私の方がノイローゼになりそうだった。
それで早目に実家に帰らせてもらったけど、出産の時には病院にも来てもらえなかった。
その時に初めて実親にはそれまでの流れを話して、どうしていいのか分からないと号泣した。
夫が子供の顔を見に来たのは生まれてから5日も経ってた。
男の子だったから、本来なら義両親にとっては待望の跡取りなんだけど、義両親も一度もこなかった。
「名前どうする?」って夫に聞いたら「好きにつけていいよ」って言われて
その一言で離婚を決意。
夫の中に「もしかしたら本当に自分の子なのかも?」という迷いみたいなものが無かったのか
こちらの申し出に対してあっさり「わかった」と言われ、
その時に、私が気付けなかっただけで、夫にはとっくの昔に私に対する愛情が無くなってたんだなと思った。
養育費も財産分与も何もなかった。当然ながら面会権の要求も。
この話し合いの時点で初めてはっきり言葉にして「俺の子供ではないのに払ういわれはない」と言われた。
疑うのではなく、はっきり否定された。
調停や裁判という手もあったけど、もう私自身がおかしくなりそうだったから
当時はまだ実父も現役だったし、職場も好意的に復帰を待ってくれていたし
色んな好条件が重なったこともあって、何も求めずに家を出た。
でもそれは結果的に良かったと思う。
その息子が高校生なって、元夫の親が2人揃ってうち(実家)に来た。
息子のDNA検査をさせて欲しいって。
元夫は私と別れたあと再婚し、何年目かに女の子が自然妊娠で生まれたらしい。
ところが産まれた娘が虚弱体質でとても手がかかり、娘を連れて奥さんは出て行ったらしい。
早い話が、あの時の妊娠を疑って悪かった、もしうちの孫だったら引き取らせてほしいと。
もちろん息子には土下座をさせてでも謝らせる、今からでも慰謝料も支払う、とか。
言いたいことは山ほどあったし、特に元義母の方は2-3発ナグらせてほしいぐらいだったけど
(それぐらいのことは言われたし、されてきたから)
私は息子を手放すつもりはありませんが、息子ももう高校生なので
息子の気持ちも聞いてみますと答え、帰って貰った。
息子はざっくりとだけど離婚のいきさつは知ってる。
で、その話をしたら、とにかく一度は実の父親の顔を拝んでくると言って出掛けて行った。
そしてスッキリした顔で帰ってきた。
DNA検査は息子の口で断ったそうだ。
親子であると結果が出たとしても、そんなものには何の意味もない。
あんたを父親だと思う事は金輪際ないと思うから、とそれを言う為に行ったようだ。
実際会ってみて、嫌悪感しかない男だったと。「かあちゃん趣味悪い」と言われた。
返す言葉が無かったw
そりゃあさ、女と違って男には自分の子であるという確信が持ちにくいものかも知れないけど
ああもあからさまに疑われて、話も一切聞いてくれなくて
孤独な10月10日を過ごし、産まれた子をひとりで抱きしめたあの日のことは
今更どんなに謝罪されても許せるもんじゃない。
せっかく今は平穏に暮らしてるのに、掻き回さないでほしいよ。
コメント