5年前の2月ごろから夕食後に睡魔に襲われてうっかり寝てしまうことが増えた俺(当時31)。
最初はこたつでうとうとなんていう可愛げのあるものだったけど、
段々と寝る時間が増えてしまって、2、3時間ぐらい平気で寝てしまっていた。
よほど疲れているのかなと思ったけど、にしても週1から2回は多すぎるので医者に行って見てもらうと嫁(当時28)に言ったら「気にしすぎよ」と言われたから、まあそんなもんかと思いながら過ごしていた。
そんな生活が続いた一年半続いた3年前の夏に、嫁の飯が恐ろしくマズく感じた。苦味とも渋みとも違う変な味がして、「今日のメシマズくねえか?」って聞いたら「いつもと同じだけど…」と言われたから、どこか悪いんじゃないかと医者に行こうと決意。
その直後に強烈な睡魔に襲われてベッドに入って寝ようとしたら、嫁から「寝る前に風呂入ってよね!」と言われたけど、とてもそれどころじゃなかった。
この時、夜の8時ぐらいだからいつも通りなら11時には起きるだろうと思ったんだけど、目が覚めたら外が明るい、というか眩しいので時計を見たら翌日の昼の11時。
これはおかしくないわけがないなと思って「これこれこうだから医者行ってくるわ」と言ったら「気にし過ぎよ」と言われたけど、それを蹴って医者に行ったら、体内から大量の睡眠薬が検出されたと言われ、風呂にでも入っていれば十中八九溺タヒしていたらしい。
心当たりはと聞かれたから「そういえば嫁の飯が…」と言ったら医者の顔が急激に曇って、「費用の問題がなんとかなるならあなたのためにも入院した方がいい」と言われたのでそういうことなんだなと察した。
医者から「入院じゃなくても実家とか信頼できる場所にいなさい」と言われたから家に帰って当面の生活に必要なもの一式を取りに行って、その時に「お前まさか料理に睡眠薬なんか混ぜてないよな?」と聞いたら意外にもあっさり「バレちゃった?」と。
怒りとかの前になんでそうしたのかという疑問が沸いたので聞いたら、なかなか口を割らなかったけども30分ぐらい問いただしたら「浮気相手と一緒になるにはあなたが邪魔だった」と。
運転なんかしたら事故を起こす確信があったから予定を変えて電車で実家に戻って、両親(当時父64、母63)と同居している弟夫婦(当時29)に事情を説明したらみんな唖然茫然。ただ、弟嫁はたまにまとめサイトを見ているらしく、「弁護士挟みな」とアドバイスをくれた。
弁護士探しも、法テラスとかを弟嫁が知らせてくれたお陰で結構楽に進んだけど、弁護士は「不倫の件をうやむやにしてもおつりがくるぐらいの証拠が揃っている」と。
そうはいっても納得は出来ないし、両親、弟夫婦ともに「徹底的にやれ」と言うし、なぜか弟嫁の実家まで「何ならうちも資金を出すぞ」というような騒ぎに。
その間に嫁は嫁実家に帰っていて、義両親(当時50代後半~60代前半だったはず)にあることないこと吹いていたよう。
職場では上司も休みはいくらでも取れと言ってくれたが、それ以上に社長が「ケリがつくまで休んでろ。代わりに年内にケリをつけて来いよ」と言ってくれた。
そして今でも忘れない9月中旬の某日、嫁との直接対決として、本来は実家での予定だったが、嫁が「あまりにアウェーすぎる」と主張するので止むを得ず、実家から鈍行で20分、嫁実家から特急で20分の当時住んでいたアパートで話し合うことになった。
俺と嫁に弁護士の三人で話す予定だったが、弟嫁が「何をしでかすかわからないから」と言うので小中高と剣道をしていた弟が修学旅行で買った木刀を持って来て参加した。
結果的にこの弟嫁の判断が当たった。リビングに入ると、ニンマリ笑いながら包丁を持った嫁が立っていて俺と弁護士は後ずさり、というか情けないことに俺が立ちすくんで弁護士が引っ張ってくれた。そして弟が木刀を構えて
「110番か浮気相手のことを白状するか選べ」みたいなことを言ったらしい(記憶がない)。
嫁が後者を選んだので包丁は弁護士が預かって、間男(当時34)の情報をゲット、驚くことに間男も既婚者。三連休の谷間の日、嫁によれば間男は家にいるそうなので、弁護士さんの判断もあって四人で突撃することにした。
インターホンを鳴すと女の人の声がしたので、おそらく奥さんだろうということで「(間男)さんの奥様でしょうか?」と聞くと「そうですが…」。弁護士が「実は(間男)さんがうんたらすんたらということで話し合いに伺ったのですが」
というと向こう側は驚きと絶句が混ざったみたいな声が聞こえてきた。
5分後ぐらいに玄関が空いたので入ると、結構美人な間嫁(当時30)のお腹が膨らんでいて、聞くと7ヵ月。正直、嫁より間男に対しての怒りのほうが強かった。
その後、不倫の事実確認や、俺へのサ.ツ.人未遂(になるらしい)の事実確認が済んで、弁護士が連絡先をどうこう聞き出し終わって、いざ帰ろうという寸前に弟が「なあ(間男)さん。(嫁)さんと(間嫁)さん、どっちが大事なの?」と聞いたら、
「愛は(嫁)、情は(間嫁)」と言ったもんだから、間嫁さんが号泣。
間男は「こっちはなんとか杯(多分○馬)があんだ。邪魔すんな」と二階に上がって行ってしまい、手の付けようがないぐらいの間嫁に、弁護士がスッと名刺を差し出して「落ち着いたらぜひこちらの事務所に連絡をください。
仕事のためではなく、あなたを見ていたら人として居ても立ってもいられなくなりました。(俺)さんや(間嫁)さんのような方を救うことが弁護士として最大の仕事です」みたいなことを言った。
そのあと、ふと夕焼けが綺麗だなぁと思いながら嫁の実家に到着して、一から事実を説明、最初は鬼のような形相をしていた義両親だったが、最後には平謝り。消し忘れていたテレビと合わせて、
義父「申し訳ありません!」
義母「申し訳ありません!」
タラちゃん「ごめんです」
とキッチリとした間隔で続いたもんだから笑ってしまって、今でもサザエさんでタラちゃんが謝っていると笑ってしまう。
テレビを消して続けた話し合いの末、離婚への支援と、慰謝料のバックアップを約束してもらい、ようやく家路へ着けた。
嫁はその間に、「本当はあなただけが好きなの」「構ってほしくて」とまさにテンプレートを発していて、義父から拳が何発か飛んだので弁護士と俺が必タヒに止めに入っていたところ、弟が「そんなに(俺)が大事ならなんで不倫したの?」と聞いたら無言になったので、心底がっかりした。
嫁母が「そんな人に薬飲ませて包丁出して○そうとしてる時点で何も言えたもんじゃないよ」と泣きながら言っていて嫁も撃沈したもよう。
その後、すんなりと11月上旬に嫁と離婚が成立。慰謝料はニッポン放送のヘルツ分ぐらい貰った。何やら、嫁が義実家に置いていたマンガだとかビデオテープだとかを売ったら700万ぐらいになったらしく、残りは義両親が工面したそう。
一応の決着となったのが逆に悪かったのか、不眠症に拒食症、挙句軽度の鬱と診断されて、社長からの言いつけ通りに年内にケリを付けられたけどもこの状況じゃ復帰できないので退職しようと電話を入れると、
「そんなことなら知り合いのカウンセラーでも紹介するし、その間は名前だけの『名誉顧問』にでもしておいて給料を入れるようにしてやるぞ」と言ってもらった。さすがに名誉顧問は恥ずかしいやらなんやらと言うことで、2015年一年間は○○課△△課長付を拝命していた。
間嫁がストレスからか、早産となって母子ともに危ない状況が続いたのもあって、年が明けて三月に間男と間嫁の離婚が成立、それを受けて間男に軽一台分ぐらいの慰謝料を請求。弁護士曰く「400万は行ける」そうだが、間嫁の慰謝料とか養育費に使ってほしいと思ったので。
その後、間男と元嫁は再婚したそうだが、間男は慰謝料・養育費ですっからかん、元嫁はカネカネカネなのでまた不倫して、激情した間男が包丁で刺して逮捕、元嫁も入院したとかなんとか。
社長が紹介してくれたカウンセラー(現在29)と面談を重ねていくうちに、同じ巨人ファンで同じアーティストが好き、相撲も見るということで趣味が合致して意気投合。
段々と回復して会社にも無事に復帰できたときに、ただのカウンセラーと患者という関係ではないなというように思ったのでそれを明かしたら「じゃあ付き合っちゃいます?w」と言われたので渡りに船ということで乗った。
交際1年3ヵ月でプロポーズして、受けてもらえたので連休にご実家へ挨拶に伺ったらなんとそこには間嫁。姉妹だったようで三者ともビックリ。
すべてが衝撃的過ぎるこの三年間だけど、離婚の時には年内休ませてくれて、働ける状況じゃなくなっても雇い続けてくれて、そして新たな伴侶まで作ってくれた社長さんに、「彼女の姉があの時の間嫁だったんですよ!」と報告したら「あー、知ってたよ?」と言われたのが衝撃。
しかしそれを聞いていた会長が「(社長)くんの話は話半分どころか話二分だよハハハッ」というので何が何だかわからない。
そしてこのことをお世話になった弁護士に報告しようと電話したらなんと弁護士が着服かなんかで弁護士をクビになっていたことが判明。これも衝撃。
この五年で
・元嫁に不倫
・元嫁にコ.ロ.されかける
・睡眠障害、拒食症、うつになる
・婚約者が元嫁の間男の元嫁の妹
・社長がそれを知っていた
・「困っている人を救うのが仕事」と言っていた弁護士が着服しクビ
と一生分の衝撃的な体験をし終えたはずなので厄落としも兼ねて書き込み。
>>168
弁護士先生…良い人そうだったのにどんな事情でそんなことに(´;ω;`)
コメント
元嫁に前科は?