四半世紀も昔も修羅場。
婚約者は代々続く自営業だった為、結婚したら事務方を手伝うことになっていた。
なので式の一ケ月前に寿退社。当時25歳。
最終日の終業後に事務所で簡単なお祝いパーティしてくれて、
それまで貰ったこと無いような大きな花束も貰った。
その花束を抱えて会社を出た所で女の人がぶつかってきて
「あっすみません・・・」って感じで思わず謝ったらその女が私に顔を向けてて
完全に目がイッちゃってた。
なんか怖い、この人・・・と思った瞬間に足に力が入らなくなった。
長いこと正座してて急に立ち上がった時みたいな、ああいう痺れみたいな。
どうしたんだろうと思ったら、又その女がぶつかった。
崩れ落ちて歩道に寝転がって、送ってくれた同僚たちがなんか騒いでるのは分ったけど
飛行機に乗ってて耳がキーンとしてる時みたいな、近くなのに遠くで騒いでるみたいな。
私にぶつかった女が同僚の男性数人に押さえつけられて騒いでて・・・
その女の人に私、刺されてた。
婚約者とは2年付き合ってたんだけど、二股掛けられてたみたい。
全然気付かなかった。
相手の女は29歳で、当時はまだまだ29歳と30歳の差が大きかった時代。
彼への執着が半端なくて、私がいなくなったら結婚できると思ってたらしい。
ドラマや漫画によくある話が現実に起こった。
当然破談になった。
精神的に参って殆ど親任せだったから全部は覚えていないが
式や新婚旅行のキャンセル料は当然全て向こう持ちだし、慰謝料も貰った。
結婚の為に仕事も辞めたわけだから、そのあたりの損害賠償?も。
もちろん相手の女も訴えたし、慰謝料?も。(この辺りの用語はよく覚えてない)
とかなんか色々言って示談を望んだけど冗談じゃない。
確かに一番悪いのは彼だけど、その憎しみは彼に向けるべき。
田舎なので彼の家は長年続いた店を畳んでどっかに引っ越したみたい。
今どこに住んでるのか分からない。生きてるのかどうかも。
私たち家族も、いわれのない中傷を受けた。
恋人のいる男を横取りした末の刃傷沙汰だったとか、
あそこの娘さん(私)が何か刺激するようなことを言ったんじゃないかとか。
そんなことを言う為にわざわざ匿名で電話してくる人もいた。
もちろん9割は同情してくれたけど、それでも住みづらくなって引越した。
元々私の家は父が転勤でやってきた町だったから賃貸で
父は仕事を辞めて前々から考えていた母の里にIターンして今に至る。
女は初犯だったけど、示談になってないし、そもそも2回刺してるのでサ.ツ.意は十分だったわけだし
執行猶予は付かず懲役刑。出所後に自タヒしたと聞いている。
私自身は傷は治ったとは言え、たまにやってくる癒着の痛みと一生付き合わなければならない。
恋愛なんて怖くてできなくなった。結婚とか子供とかもうどうでもいい。
幸い、両親が私の生き方を尊重してくれているし
兄に3人子供が生まれて、甥姪が可愛くて仕方ない。
兄嫁も理解してくれて、気持ちよく接してくれている。
とりあえず将来的にも親に迷惑掛けないぐらいには稼げるようにもなり、
今の生活で満足している。
当時、二股に気付かない女が馬鹿だって言われたことがあったけど
相手が本気で隠そうとしたら、平凡に普通に育ってきた小娘に分るもんかい。
恐ろしい話や
>>632
糞野郎とそのまま結婚しなくて良かったけどその代償が酷すぎる
二回も刺しといて「娘も~」ってよく言えたな。中傷して来た輩も屑過ぎるわ
生きてて良かったね、本当。タヒんでたら好き勝手言われて横取りした側にされてたよ…タヒ人に口なしってやつ
コメント
三十路越えて前科者で一生結婚できないと悲観して自タヒの末路か…
男の方を刺してたら執行猶予ついてたかもしれないのに