15年ほど前の修羅場。もう時間が経ったから良いかな~最後はハッピーエンドだけどね。
ある企業の管理職時代に起きた出来事だ。
長い話なので出来るだけ簡潔にまとめたいのだが。ここに出てくる主要な登場人物を書いておく。
オレ:40過ぎの管理職
A男:28才くらいの他部署の男性社員。結婚したばかりの新婚さん。
B子:23才くらいの独身。オレの部署の配下。本当に初心な女性社員さん。
C子:30過ぎ。B子をなだめるために依頼した他部署の女性社員でバツイチさん。
同僚の部長に喫茶店に呼び出され、社内の噂を相談された。
話によると、毎日、退社時刻になるとB子が会社のロビーでA男を待ち続けているので噂になっているという。
A男は同僚部長の配下。B子はオレの配下だった。
どうもB子がA男に付きまとっているらしい。オレには初耳だった。
A男を喫茶店に呼び出して訳を聞くことにした。
これがオレにとって不倫騒動の始まりだった。
226です。
やって来たA男は、大して特徴の無い男だ。少しイケメンか。
B子のストー力ー的行為を確認したところ、自分も困っているので最近では地下の出入り口から逃げるように帰ると言う。
何故か言ってみろと言うと、部長2人を前にして処罰を恐れているのか、ブルブル震えながら話し始めた。
何かの打ち合わせでB子と顔を合わせ、その後、飲み会でも一緒になった。A男が新婚なのはみんな知っていた。
たまたまB子がA男の隣に座った。どんな奥さんかと聞かれたので「君の方が良い。君と結婚すれば良かった」と
冗談を言ったらしい。それが始まりだったとのこと。
その後、A男はB子に呼び出されて何回か会い、そのうちB子にせがまれて2回セ◯クスしたと白状した。
それでB子は本気になった。妻と離婚して、自分と結婚して欲しいと毎日のように付きまとってくる。
あの子は狂ってるという。
最近、B子は何回もA男のアパートにも押しかけ、玄関口でA男の奥さんにも離婚してくれと泣き喚いたとのことだった。
ドアを開けないでいると、何時間でも泣きながらドアを叩き続けるのだと。
最初は、妻もビックリしてA男を責めたが、今では狂っているB子からA男を守る立場に立ってるという。
オレは席に戻り、B子を応接室に呼び出した。その時は軽く考えていた。
B子に対して、A男に離婚を迫るのは無理がある。
A夫婦は被害者意識になっていると伝えたところ、A男としたセ◯クスは自分にとって初めての経験であり、絶対に諦められないと言って泣き出した。
初めてのセ◯クス?そんなことまで言うとは、確かに狂っている?オレは途方にくれてしまった。
会話が成り立たないのだ。
2、3日後、B子が手首に包帯を巻いて出勤して来た。周りは見て見ぬ振りをしている。
また応接に呼び出したが、その包帯はどうしたとも聞けず、下手に何か言うと本当にタヒぬかも知れない。
そこで、以前、オレの配下だった離婚経験のある30過ぎのC子に助けて欲しいと依頼した。
女性同士なら何とか話し合いが可能ではと思ったからだ。
離婚理由は知らないが、C子は長身で美人の部類に入る。いろんな男が言い寄ってるはずだ。
1週間ほど経ってC子が報告したいと言ってきた。B子とは毎日のように話し合ってるという。
C子は、A男があんなバカな冗談さえ言わなければこんなことにはならなかった。
更に、あんなに初心なB子に対してA男は何てことをしたのかとAを攻めた。
アレさえしなければB子は狂わなかった。セ◯クスのことだ。
話しながら、感情が高ぶったのかC子は涙を浮かべている。
今度は、オレはC子をなだめるはめに陥った。
コメント
こんな胸糞悪いハッピーエンドは知らんよ
奥さんと子供はバッドエンドなんだよなぁ
島耕作シリーズを読んだ後みたいな気持ちになった
なんだこれ?
島耕作シリーズを読んだ後みたいな気持ちになった
あー、島耕作の感じだね。
よくできた作品だね。文章うますぎる。
ハッピーって何かね?(哲学)