私は食べ物の好き嫌いもアレルギーもほとんどないんだけど
「甘納豆」だけが嫌い
食わず嫌いじゃなくて、食べて「おいしくない」と思ったから
遺伝なのか、母も同じで、だからおやつに甘納豆が出たこともない
でも甘納豆なんて、しょっちゅう出会うものじゃないし
自分で買わなかったら、後は関わらないで暮らせる
2年ほど前、父が病気でシんだんだけど
シぬ少し前に、長年の不倫相手とその子供(父の婚外子)がいると白状した
母は弁護士を入れて、不倫相手も交えて相続について取り決めた
私は母から話だけ聞いていて、当人たちには葬式で初めて会ったけど特に会話はなかった
父の葬式が済むと、母と不倫相手は淡々と相続の手続きを進めた
婚外子には、法定相続分から「父と不倫相手が母に払う慰謝料」を引いた分を相続させると決まっていた
(母の相続分を増やして、婚外子の分を減らした)
今後、不倫相手と婚外子には二度と関わらないということで
手続きが終わって弁護士事務所で別れてきたんだが
不倫相手が別れ際に大きな菓子折りを二つ出して、一つを弁護士に、一つを母と私に
「私(不倫相手)の故郷の名物なんです
こんな時に言うことじゃないかもしれませんがとてもおいしいので……」
甘 納 豆 の 詰 め 合 わ せ
だった
帰りの電車の中で、スマホで調べたら、たしかにその地方(不倫相手の故郷)の名物で
レビューにも「すごくおいしい」「値段は高いけどそれだけのことはある」と高評価が並んでいた
母と私は、駅のごみ箱にその甘納豆の詰め合わせを叩き込んで帰ってきた
不倫相手は母と私が甘納豆が嫌いだということは知らなくて
単に名物を手みやげとして持ってきたんだろうということはわかっている
しかしこんな符合があるとは
父は甘納豆が好きな女が好きだったんだろうか
だったら母とうまくいかなかったのはわかる
……わかるわけねーだろ!
そもそも父は甘納豆どころか、豆類は全部嫌いだったし
食べ物を無駄にしてすみません
>>783
好物だとしても食べたくないわな
捨てたくなるのは当たり前
気疲れ様でした
コメント
終戦直後だったらみんなが群がるごも箱