なんとなく書いてみたいんでよろしく。
2年前の話。俺28才。
婆ちゃん家に連絡があって母校へ集合した時のこと。
俺の母校(中学な)は卒業時にタイムカプセルを埋める習慣があった。
で、毎年成人式の前後にそれを掘り出す会があるんだけど俺が二十歳になる前に
学校そのものが廃校になってしまい、カプセルは放置されることになってしまった。
掘り出しだけでもすればとか思うんだが、敷地内は立入禁止になっていて公式な
行事は許してもらえなかったらしい。
ブーイングの嵐だったけど俺は平気。なぜなら中三の三学期途中から不登校で
カプセルには何も入れてなかったからね。リア充ざまぁとか思ってたし。
人いないかな?
とりあえず淡々と書いていきます。
ところが学校の跡地を利用する計画が持ち上がり校舎を解体することになったとか。
そこでタイムカプセル発掘に許可が出たとのこと。
婆ちゃん家に送られてきた封入者リストには何も入れた覚えがないのに俺の名前が
載っている。
というわけでリア充じゃないけど発掘同窓会に潜入。
見てるよ
>>5 ありがとう。
参加したものの不登校だった俺は案の定ボッチ。
一人でヒマだから幹事さんに頼んで当時所属してた写真部の部室を開けてもらうことに。
部員は先輩♂2名と俺でガッツリ鉄っちゃんクラブだったけど当時はそれなりに
楽しかったように思う。そういえば後輩も1名いたような気がするがよく覚えてない。
部室は相変わらず酸っぱい臭いが充満してたけど決して変なモノじゃない。
処理に酢酸を使うからその臭いがキツイだけ。久しぶりに嗅ぐとなんだか懐かしい。
発掘作業を待っている間、みんな体育館とか教室とかで盛り上がってんだけどそこに
混じるのは辛いからずっと部室で残された古いカメラ雑誌とか読んでた。
期待
見てるぜ
>>8,9 ありがとう。がんばります。
そのうち作業が終わると集合がかかり体育館の舞台上には色んなものが並べられる。
よくわからんけど密封カプセルに入れてあったようで保存状態はまあまあ良好。
そしてひとりひとり名前が呼ばれてブツを受け取ると、あちこちでキャーとかウォー
みたいな声がする。
もうすぐ俺の番。どきどき。
俺の名前が呼ばれた時、一瞬だけど会場が沈黙したわ。
「誰それ?」みたいな雰囲気。
辛いけど耐えなくてはいけない。耐えてブツを回収するのが今回のミッション。
自分でもナニが入ってるのかわからんモノを衆目に晒すわけにはいかないのだ。
見てるよー!
>>12 ありがとー
恥辱に耐えて受け取ったブツはビニールで厳重に梱包してあった。
厚みからいって手紙とか写真とかそういう類と思われる。更に危険度が上昇。
厨坊の俺が書いた自分宛の恥ずかしい手紙とか最悪だろ?
万一、ポエムなんかが入ってたら軽くタヒねるレベルだし。
カプセルの中に何もいれてないんじゃなかったの?
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