【雑学】世界の地下、一番深い場所は?ロシアには12キロの穴 日本一は新潟県に
まずは世界一深い人工の穴。
石油技術協会によると、ロシア北西部、ノルウェーとの国境近くにある「コラ半島」に、地表からの深さ1万2261メートル(m)の穴があるという。
キロに直すと約12キロだ。
実に富士山の高さの3倍。
世界最高峰のエベレスト(8848m)と富士山(3776m)を足してようやく届く深さだ。
地上から1万2000mというと、国際線の飛行機が到達するあたり。 海底でみても、最も深い太平洋マリアナ海溝の約1万900mより深い。
ロシアは何のためにこれほどの穴を掘ったのか。
石油技術協会の資料によると、目的は科学掘削という。 地下深くはどんな岩石からできているのかなど、地下環境を科学的に調べるためだ。
地球は大きく分けて3つの層からなっている。 表面を「地殻」が覆い、その下に「マントル」、中心部に「核」がある。 卵に例えるなら、地殻は卵の殻で、マントルが白身、核が黄身といった具合だ。
穴が掘られたのは旧ソ連時代。1970年に掘り始め、92年に最深部に達した。
計画では1万5000mを目指してさらに掘り進めるはずだったが、地下の高温に阻まれた。 石油技術協会の資料には「坑底温度 205℃」と書いてあった。
■地下開発は温度との戦い 200℃超の場所も
長年、土木工事に関わってきた地下の専門家で、地下空間利・活用研究所所長の粕谷太郎さんは「地下の掘削は温度との戦い」と話す。
粕谷さんはかつて、高温で油の粘性が弱まり、油圧式の機械がうまく動かなくなったことがあったという。
場所によっても異なるが、一般的に深く掘るほど高温になりやすい。 火山が多い日本では6000m前後で200℃に達するといい、新潟県で資源調査のために掘られた6300mの穴でも、底面の温度は200℃前後まで上昇したという。
実は日本でも、1万mまで掘る計画があった。 その名も「日本列島における超深度掘削と坑井利用観測(JUDGE)計画」。
候補地は静岡市周辺、千葉県の房総半島南部、神奈川県の三浦半島南部の3カ所で、フィリピン海プレートの動きを直接監視するのが狙いだ。
90年代前半から議論され、日本経済新聞朝刊でも「深~い穴掘り 地震探る」(93年3月7日付)として取り上げた。
技術的に乗り越えるべき壁が多く、いまだに大きな進展はない。 ただ、1万m(10km)の深さといっても、地球全体からみればほんの表層だ。
地殻の厚さは30~50kmあるといわれており、人類の英知を結集したプロジェクトも、ごく一部をつついたにすぎない。
■南アの鉱山は4000m スーパーカミオカンデは1000m
科学的な掘削は機械が到達した穴だ。 では、人類が降り立った最も深い場所は、どのくらいになるのだろうか。
「公表されている範囲では、南アフリカの金鉱山が最も深いのでは」と粕谷さん。 ムポネン鉱山、タウトナ鉱山がともに4000m前後まで掘り進められているという。
両鉱山を運営するアングロゴールド・アシャンティ社の年次報告書(2015)を見てみると、ムポネン鉱山では3900m、タウトナ鉱山だと3480m付近で採掘されているようだ。 到達ベースではもっと深いと思われる。
http://style.nikkei.com/article/DGXMZO13220610S7A220C1000000?channel=DF280120166608&style=1&n_cid=DSTPCS020
「これほどの深さでは温度と酸素不足が問題になる」と粕谷さんは話す。
空調設備をそろえ、空気を送り込みながらの作業になるという。 10年にチリで起きた落盤事故でも注目されたが、地下深くにある作業現場は、人間にとっては過酷な環境だ。
国内の深い鉱山では岐阜県飛騨市のスーパーカミオカンデが有名だ。 旧神岡鉱山の跡地にあり、深さは地下1000m。東京大学宇宙線研究所が運用する観測装置で、15年に梶田隆章さんがノーベル物理学賞を受賞したのは記憶に新しい。
人工的な鉱山ではなく、自然にできた深い穴もある。洞窟だ。世界にはとてつもなく深い洞窟がある。 現在、判明している中で最も深いとされているのが、ジョージア(グルジア)にある「クルベラ洞窟」。2196mまで確認されている。
日本では、新潟県糸魚川市に深い洞窟が集結している。
日本最深が「白蓮洞」で513m。次いで「千里洞」の405mだ。 2000m級と比べると浅く感じるが、それでも東京タワー(333m)がすっぽり入る深さになる。
以下、2chの反応
一番深い人工の穴は、福島のメルトスルーだったりして
>>3
単に穴ならもっと深いの普通に有るだろ。 ボーリングの穴とか。 人が入れる穴で深いのだから、鉱山とかになる。
>>16
このロシアのやつがボーリングじゃないの?
>>85
ああそうか。
日本でもボーリングなら結構深く掘ってるけど、日本のはトンネルだけなんだろう? 温泉でも数Km掘ってるの有るだろ。
>>90
新潟で6000m掘ったって書いてあるじゃん
ロマンあるね
日本で、トンネルとかじゃなく太陽が見える地面で一番標高が低いのは、たぶん近所の八戸キャニオンかな
これだけ科学技術が進歩しても 人間の掘れる穴の深さはたった12㎞か。
地球内部が何億年も熱を発し続け、冷えないのが不思議
>>25
放射性物質の崩壊熱だよ。天然ウランとか
>>25
中心核は液体金属で月ほどの大きさがあるから。
>>25
自分の質量で巨大な重力が発生してて その圧力エネルギーはほぼ無尽蔵だから
今よりも数十年前の技術しかもロシアだよね? 今の技術ならマントル到達とかできそう
>>28
ちきゅうでマントル上層部まで掘ろうとしてるけど、なかなか上手くいかないみたい それでも7000mだからソ連の技術力は凄いね
重力に歪みが出てるんだっけ?
日本は海底に穴を掘る技術がある「ちきゅう」を使えば水深3000mの海底に7000mの穴を掘れる
200℃超の地中で生きている動物はいるのかね
圧力がかかれば沸点が上がるわけで、130度くらいなら 生きやすい超好高温細菌がいる。 200度の水ならなんかいそうだ
地熱ってもっと簡単に活用できないのかね。200度もあるなら色んな事出来そうだけど
ソ連って怖い国だったが、なぜか意外と面白いことを国家規模でやっていた雰囲気がある。
>>34
原発が壊れたら作業員ごと石棺に閉じ込めたりと、非情な人海戦術が得意。
ちなみに地上の穴だと10メートルでも相当深いからね まあ地上から10メートル見上げることを考えれば想像つくだろうけどさ 重機使えば埋めるの早いけど、そうでもないと、ねえ、なけるぞ
3つくらいかな、人力で埋めたなあ 最初なんて土入れてから落ちるまでラグあるからね
コラの穴
コラの穴の歴史
コラの穴の現状
なんもない地表からすら掘るの大変なので、探査船ちきゅうで、何千メートル深海海底をさらに掘って、水圧にも地圧にも地熱にも耐える高信頼性の高威力の核爆弾による人工地震なんてのは、無理だよなぁと。
アムトチカ島とは比較にならんほど難条件でしょ。
氷河期が来たら地下に潜ればいいのか
つまりどこでも数千メートル掘りさえすれば水さえあれば蒸気でタービン回して発電できるってことだね
>>91
日本じゃ利権がらみで地下熱発電は不可能 適した場所が観光地だったり地主が反対したりで バックには原発やら石油がらみだな
その熱を地上までうまいこと運ぶことが出来たら、お風呂を沸かしたり、発電とかに使えるのかね?
もし ガンマ線バーストが5秒、地球を直撃した時 人間が助かる可能性があるのは地表から何メートルの深さ?